下肢静脈瘤血管内治療

下肢静脈瘤とはどんな病気ですか?  

右の写真のように足の静脈が拡張し表面に浮き出てボコボコとコブになった病気です。
日本人女性の2人に1人に見られるという報告もあるほど多いものです。
一般的には女性に多い病気と考えられがちですが、じつは男性もよくかかる病気です。静脈瘤は足に青い血管や赤い血管が浮いてみえるため、ご自分でも静脈瘤かなと疑うことが可能です。

治療が最も必要なのは、伏在型という大きいコブの静脈瘤ですが、網目状やクモの巣状といった静脈瘤の中にも静脈が悪くなっていて治療の対象となるものがあるので注意が必要です。特に足首の辺りに赤くて細い血管が多数出ている場合は、大きなコブがなくても静脈が悪くなっている可能性があるので、精密検査を受けたほうがいいでしょう。

下肢静脈瘤の症状  

静脈瘤は見た目に問題があるばかりでなく、足が痛い、重い、だるい、疲れやすい、かゆい、足がつりやすい、皮膚が黒くなった、潰瘍ができたなどさまざまな足の症状を引き起こします。
こういった症状がある場合は足に目立った静脈瘤がなくても、静脈瘤による症状ではないかと疑ってみることも大切です。また、日々増悪していく静脈瘤にいったいどうなっていくのかと強い不安をいだいている方もいらっしゃると思います。

いろいろな病院にいっても静脈瘤による症状だとは何もいってくれなかったことはありませんか?静脈瘤は命にかかわることは普通ありませんが、いわゆるエコノミークラス症候群(肺梗塞)になりやすい方が含まれています。
エコノミークラス症候群は、長時間の安静や旅行の後に、足の静脈に血栓ができて、これがはがれて肺に飛んでいって肺の血管が詰まってしまう病気です。海外旅行に出かけるかたや大きな手術を受けられる場合は特に注意が必要で、静脈瘤の診断を受けてエコノミークラス症候群の予防策をとることが大切です。

最新のラジオ波およびレーザーによる治療  

2014年6月より下肢静脈瘤に対するラジオ波を用いた血管内焼灼術が保険適応となりました。従来のレーザーに比べ、さらに創が小さく(針の跡のみ)痛みも軽減されています。当院でも、この技術を導入して治療しています。

下肢静脈瘤による不快感やその他の様々な症状でお悩みのかたは一度ご相談ください。

また、レーザー治療は静脈逆流を非常に高い確率で治療可能にする新しい方法です。手術ではなく、内科的治療という体への負担の少ない方法で、小切開あるいは切らないで治療できるため、美容的効果にも大変優れており、比較的軽い方から重症の方まで治療可能な方法です。

手術の場合、全身麻酔による合併症や出血や血腫、神経障害、傷の治りにくさといったことが心配ですが、レーザー治療ではこういった心配が極めて少ないため、海外では静脈瘤の日帰り治療として急速に普及しています。治療直後にまるで治療をしていないかのように歩くことが出来るため、お仕事の忙しいかたも受けることが可能です。

当院で使用しているレーザーファイバーは従来型のレーザーファイバーと比べ、レーザーファイバーの先端がラウンド加工されており、カーブした血管でも穴の空くリスクが少なくなっています。

血管内焼灼術のメリット  

  • 体への負担が少ない
  • 小切開あるいは切らずに治せる
  • 治療効果が高い
  • 治療に対する恐怖感が少ない
  • 美容的効果が高い
  • 治療時間が短い
  • 治療の痛みが少ない
  • 術後すぐに歩ける
  • 日常生活への復帰が早い
  • 入浴の制限がない
  • 保険診療が適用される
  • ・・・などが挙げられます。

手術前/手術後

血管内焼灼術の費用  

  • ストリッピング手術の場合・・・約8万円
  • ラジオ波およびレーザー手術の場合・・・約8万円